子どものころに、「宝物を探しに洞くつ探検をしたい」と思った人は、意外といるかもしれない。しかし、そういった純粋な気持ちを、大人になってからも持ちつづけている人はどのくらいいるだろうか。今回は、洞くつを研究するグループ「NPO法人 火山洞窟学会」の管理人である勝間田さんにお話を伺った。
溶岩洞くつがある富士山のふもとで幼少時代を過ごした勝間田さん。子どものころから洞くつに魅せられ、現在は「NPO法人 火山洞窟学会」に所属し、研究にいそしんでいる。全長約2kmの日本一長い溶岩洞くつ「三ツ池穴」は、1982年に勝間田さんが発見したものだ。
Yahoo!グループを利用したきっかけは、遠方に居住している学会員が多く、情報交換に支障をきたしていたことによる。パソコンの所有率が上がり、メールが有効だという意見が多数を占めたため、メーリングリストを開設した。投稿内容は主に、実地で行う調査活動の連絡や参加者の募集、調査報告などだ。
投稿には、洞くつの詳細な位置情報なども掲載されている。「一般の方が、知識や経験を持たずに洞くつを訪れることは非常に危険」と語る勝間田さん。そのため、投稿および閲覧は会員限定にしている。投稿に写真や図などの資料を添付する場合は、添付ファイルの容量を400KB以下にする決まりを設けている。
これは、現地などからモバイル環境で投稿を閲覧できるようにするためだ。
「メーリングリストで話題がない場合は、自ら進んで話題を作り、メールを発信するようにしている」と述べる勝間田さん。ふだん、調査活動に参加できない学会員でも、メーリングリストで頻繁に情報を発信しているおかげで、会員の学会離れを食い止められているという。
今では、メーリングリスト内で参加者を募って、ハワイやスペイン、カムチャツカ半島などに火山洞くつの調査、見学に出向くメンバーたちもいるとのこと。「日本は世界有数の火山国。まだまだ未発見の洞くつが眠っています」と語る勝間田さん。これからも、洞くつの調査に情熱を注いでほしい。
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