結成のきっかけは海難事故
夏は海水浴の季節。そこでは楽しいこともあるが、不幸な海難事故も起こりうる。今回は島根県多伎町キララビーチを中心に海難事故の監視および救助を目的に活動する「島根ライフセービングクラブ(shimane-LSC)」の管理人、山本さんにお話を伺った。
クラブ結成の動機は海難事故。山本さんの住む島根県の海水浴場では海難事故に対する予防策はほとんど施されていなかったため、海を愛する有志が集まりライフセービングクラブを作った。当初は、島根トライアスロン協会などのメンバーが中心だったが、新聞などで活動が取り上げられ、女性も含む50名ほどのグループになったと山本さんは言う。
クラブの主な活動としては、結成以降、海難救助に関する知識および技術を身につけるために月2回のペースで平日の夜に講習会を実施している。ビーチでの監視活動は土・日を中心に行っている。eグループは、会員への連絡や、見てほしい文書を共有ホルダーに入れ、閲覧するなどして利用しているとのこと。
安全に海を楽しむためには、自然とうまく付き合える知識が必要
キララビーチで一番多いのは、クラゲに刺されるケースだとか。クラブでは、3種類の対処法を準備しているが、手に負えない場合でも地元の消防署と連携する体制を整えている。しかし、山本さんは「海は生き物です。刻々と変化します。ライフセービングがいるからと安心せず、自然とうまく付き合える知識を身につけてほしいと思います」と言う。
今回の話で印象に残るのは「人を救助するのは非常に難しいこと。だからこそ、事故を未然に防ぎ、安全に楽しんでもらえるよう呼びかけることが大切」という山本さんの言葉。海を安全に楽しむには、個人がきちんと注意する必要があると再認識させられた。
|